雑考ノート

水と文体

米の味がよく分からない。お米県生まれお米県育ちのため、上京すれば「こっちのお米おいしくないでしょ〜」と言われることもあったが、へへ…くらいの返ししかできなかった...
雑考ノート

12月のパラドックス

師走の候、ミヒャエル・エンデの『モモ』を読みました。これまでは積読山(つんどくやま)のいちぶだったのですが、「今だ!!」という天啓(という名の焦燥)により、よう...
雑考ノート

ひとりたび

夢をみた日は得した気分で目が覚める。パラレルワールドにアクセスできた! みたいな。小説にのめりこんだあとのように、現実のほうはすっかり置きざりのまま、別世界の時...
雑考ノート

夢路アラート

赤信号になれ、と強く望むときがある。たいがいそれは夜で、目的地は家であることが多い。体は疲れているし眠たいのに頭のなかで「何か」がぐつぐつとうごめいているような...
雑考ノート

いろはすの目

会社は静かだ。足音さえも気をつかってしまう。常に響いているのは、キーボードの音。かたかたかたかたぱしん(エンター)。だからちょっと重ためのゴミをゴミ箱へ入れるだ...
雑考ノート

リズミカルな生

山に囲まれ海はすぐそこ、そんな場所へおとずれた。古い家屋がならぶ道、目線を横へずらせば小川がのびている。目的地はとくに決めていなかったので流れにそってゆらゆら歩...
雑考ノート

山のカオ

学校までの道中、バスに揺られる30分。窓から眺める景色が好きだった。背の高い建物はなく、季節の色も、その日の天気のぐあいも、肉眼で受けとることができた。中高6年...
読書記録

衝動的に助けあう2人|夜明けのすべて

読む前は勝手に恋愛小説かな?と思っていたが、全然違っていた。読了して感じたのは、「この物語は前向きになれるお仕事小説だ」ということだった。この物語には「根本的に...
読書記録

中毒性のある人間臭さ|このあたりの人たち

今って、統一性のないものにツッコミを入れたり、常識外れをこと細かに指摘したり……みたいな「正しさ」が世を牛耳ってるのかなと感じるのですが、この物語はもんのすごく...